不動産登記について
- 涼 濱中
- 2024年8月27日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年9月17日

"受領書実行"という言葉をお聞きになった事ありますか?
私もこの業界にはいり耳にした言葉ではあるので中々聞きなれない言葉だと思います。
こんにちわS&S.Labo株式会社でございます。
今回は専門用語のお話"受領書実行"について書いていきたいと思います。
不動産の売買や住宅ローンを組む際、耳にする事がある「受領書実行」という言葉。一体どんな意味があるのでしょうか? 今回は、この「受領書実行」について、分かりやすくご説明します。
まず最初の疑問と致しまして受領書とは何か? 簡単にご説明をすると
「不動産の登記を申請すると、法務局からもらえる証明書のようなものです。この証明書があると、『あなたの申請は、間違いなく受け付けられましたよ』という証拠になります。まるで、図書館で本を借りるときに、借りたことを証明するスタンプを押してもらったようなものです。」
そして
受領書実行とは?
受領書が、不動産取引においてどのように利用されるのかを具体的に説明します。
特に、金融機関が融資を実行する際の条件として、受領書が求められるケースが多いことを解説します。
受領書実行のメリットとデメリット
受領書実行のメリットとして、
融資実行がスムーズに行われる
多数の取引を効率的に処理できる
デメリットとして、
司法書士の負担が大きい
不動産取引が複雑になる可能性がある
受領書実行の流れ
不動産売買契約の締結
売主と買主が不動産の売買契約を締結します。
買主は金融機関から融資を受けることを決定します。
登記申請
司法書士が、不動産の所有権移転登記や抵当権設定登記などの登記申請を法務局に行います。
法務局は申請内容を確認し、受理すると受領書を発行します。
受領書の提出
司法書士は、発行された受領書を金融機関に提出します。
金融機関は、受領書の内容を確認し、融資実行の準備を進めます。
融資実行
金融機関は、受領書の内容に問題がないことを確認後、買主の口座に融資を実行します。
決済
買主は、金融機関から融資を受けた資金で売主に代金を支払います。
売主は、不動産の所有権を移転し、買主は不動産の所有権を取得します。
因みに受領書実行の他には融資実行という事もございます。不動産売買としては
こちらの方が一般的な取引の内容と言えるかもしれません。

今回は、不動産取引において重要な役割を果たす「受領書実行」について解説しました。受領書は、不動産の所有権移転や融資実行において、その手続きが正しく行われたことを証明する重要な書類です。
この知識を活かして、不動産取引に携わる際は、受領書がどのような役割を果たしているのかを理解し、スムーズな取引を進める一助としていただければ幸いです。
不動産取引は、法的な手続きが複雑に絡み合うため、専門知識が必要となる場面も多くあります。不動産の売買や購入を検討される際は、ぜひ不動産のプロフェッショナルにご相談ください。
今後もS&S.Labo株式会社では、不動産に関する様々な情報をわかりやすくお伝えしてまいります。
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