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建築基準法をわかりやすく解説!①

  • 執筆者の写真: 涼 濱中
    涼 濱中
  • 2024年11月19日
  • 読了時間: 6分



こんにちわ。S&S.Labo株式会社でございます。 「建築基準法」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?家を建てたり、リフォームをしたりする際に必ず関わってくる法律です。しかし、この法律、専門用語が多くて難しそう…と感じている方も多いのではないでしょうか。 できるだけ、専門用語を避け、具体的な例をたくさん挙げながら、わかりやすく解説していきます。法律に詳しくない方でも、この記事を読めば、建築基準法がどんなことを定めているのか、そして私たちの暮らしにどう関わっているのかを理解できるはずです。

1. 安全な家を守るため もし、地震が起きたときに家が倒れてしまったら、とても怖いですね。建築基準法は、このようなことが起こらないように、建物の強度や構造に関するルールを定めています。
  • 地震に強い家: 木造住宅なら、柱や梁の太さや組み方、耐震壁の配置などが決められています。これにより、地震が来ても家が倒壊するのを防ぎ、大切な家族を守ることができます。

  • 風にも強い家: 台風などの強風から家を守るため、屋根の形状や固定方法などが定められています。

  • 火災から身を守る: 火災が発生した場合に、火が燃え広がらないように、防火壁や防火戸の設置が義務付けられています。

2. 快適な暮らしのために
建築基準法は、私たちが快適に暮らせるように、住環境に関するルールも定めています。
  • 明るい部屋: 窓の大きさや向きによって、部屋にどれくらいの光が入ってくるかが決まります。建築基準法では、部屋が暗すぎないように、窓の大きさや配置に関するルールが定められています。

  • 風通しの良い家: 夏でも涼しく、冬でも暖かい家にするためには、風通しが良いことが大切です。建築基準法では、窓の配置や換気設備に関するルールが定められています。

  • 静かな環境: 隣の家からの騒音や車の騒音など、生活音を気にせずに暮らせるように、建物の配置や遮音に関するルールが定められています。

3. 美しい街を作るため
建築基準法は、街全体の景観を良くするために、建物の高さや外観に関するルールも定めています。
  • 高層ビルと低層住宅: 高層ビルが建ち並ぶ地域と、一軒家が並ぶ地域では、建物の高さが制限されています。これにより、それぞれの地域の特性を生かした美しい街並みがつくられます。

  • 道路に面した家の外観: 道路に面した家の外観は、街の顔となるため、建築基準法では、外観に関するルールが定められています。これにより、美しい街並みをつくることができます。

建築基準法に違反するとどうなるの?
建築基準法に違反して家を建てたり、改修すると、行政処分を受ける可能性があります。
  • 是正勧告: 建築基準法に違反している部分を直すように指導されます。

  • 使用禁止: 建物を一時的に使用できなくなることがあります。

  • 取り壊し命令: 場合によっては、建物を壊さなければならなくなることもあります。


建築基準法は私たちの暮らしを支えている

建築基準法は、一見すると私たちから遠い存在に思えるかもしれませんが、実は私たちの暮らしに深く関わっているものです。建築基準法のおかげで、私たちは安全で快適な住まいの中で、安心して暮らすことができるのです。


建築基準法の中でも日当たりについて聞かれる事がありますが 日当たりってどれくらいとなりますよね!!なので建築基準法が定める「明るい部屋」とは 「日当たりが良い部屋」という言葉は、不動産広告などでよく見かけますよね。でも、「日当たりが良い」って、具体的にどのくらいの日当たりを指すのでしょうか?今回は、建築基準法で定められた「明るい部屋」について、わかりやすく解説していきます。


建築基準法と日当たり

建築基準法は、建物を建てる際に守らなければならないルールを定めた法律です。この法律の中には、私たちが快適に暮らすために、部屋に十分な光が当たるようにという規定があります。


なぜ日当たりが良い部屋が必要なの?

日当たりが良い部屋には、たくさんのメリットがあります。

  • 健康への良い影響: 太陽の光を浴びることで、セロトニンという神経伝達物質が分泌され、心の安定や睡眠の質の向上に繋がります。また、カルシウムの吸収を促し、骨を丈夫にする効果も期待できます。

  • 快適な生活: 日当たりの良い部屋は、暖かく、明るく、開放感があります。

  • カビの発生防止: 日当たりが良い部屋は、湿気がこもりにくいため、カビが生えにくいというメリットもあります。


建築基準法で定められた日当たりの基準

建築基準法では、部屋の大きさや窓の大きさ、向きなどによって、部屋にどれくらいの光が当たるべきかが定められています。

  • 窓の大きさ: 部屋の大きさに対して、ある程度の大きさの窓を設置しなければなりません。

  • 窓の向き: 南向きの窓は、一年を通して日当たりが良いとされています。

  • 日影規制: 隣の家や建物によって、自分の家の日当たりが妨げられないように、日影に関する規制があります。


日当たりの良さを測る方法

日当たりの良さを測る方法として、以下のものが挙げられます。

  • 日照時間: 一日のうち、太陽の光が直接当たる時間の長さです。

  • 日射量: 太陽から受ける光の量です。

  • 日射角度: 太陽の光が当たる角度です。


日当たりの良い部屋を選ぶポイント

日当たりの良い部屋を選ぶためには、以下の点に注意しましょう。

  • 間取り: 部屋の形状や窓の配置によって、日当たりが大きく変わります。

  • 方位: 南向きの部屋は、一年を通して日当たりが良い傾向にあります。

  • 周辺の建物: 周りの建物によって、日当たりが遮られることがあります。

  • 季節ごとの日当たり: 夏と冬では、太陽の高度が変わるため、日当たりの状況も変わります。


日当たりが悪い部屋の対策

日当たりが悪い部屋でも、工夫次第で快適に暮らすことができます。

  • カーテンの色: 明るい色のカーテンを選ぶと、部屋が明るく感じられます。

  • 照明: 照明器具の種類や配置を工夫することで、部屋を明るくすることができます。

  • 鏡: 鏡を設置することで、光を反射させ、部屋を明るくすることができます。 日当たりは、私たちの生活の質を大きく左右する要素の一つです。建築基準法では、日当たりに関する様々な基準が定められていますが、実際に住んでみると、個人によって感じ方が異なることもあります。

    家を選ぶ際は、実際に部屋を見て、日当たりの良さを確認することが大切です。 ぜひ日当たりに関しての疑問などあればS&S.Labo株式会社にお問い合わせ下さい。

 
 
 

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