初めての賃貸契約で失敗しない!7つのチェックポイント
- 涼 濱中
- 8月9日
- 読了時間: 3分

初めて部屋を借りるとき、家賃や立地ばかりに目が行きがちですが、本当に大切なのは契約内容の理解です。「更新料が高くて予算オーバーになった」「退去時に予想以上の原状回復費用を請求された」など、賃貸契約での失敗談は後を絶ちません。その原因の多くは「契約書を細かく確認しなかった」「専門用語がわからなかった」ことにあります。
この記事では、S&S.Labo株式会社、賃貸契約で失敗しないための7つのチェックポイントを徹底解説します。契約前にこのポイントを押さえておけば、後悔やトラブルを大きく減らすことが可能です。賃貸契約は一度結んでしまうと、原則として途中変更が難しいもの。この記事を参考に、安心・納得の新生活をスタートさせましょう。 1. 家賃と初期費用の総額を確認
契約時に必要なお金は、毎月の家賃だけではありません。多くの人が見落としがちなのが、初期費用の総額です。これを正確に把握せず契約すると、「想定より出費が多かった」と資金計画が狂うことになります。
一般的な初期費用の内訳例(家賃10万円の場合)
項目 | 相場目安 | 補足 |
敷金 | 家賃1〜2か月分(10〜20万円) | 退去時の原状回復費用に充当 |
礼金 | 家賃1〜2か月分(10〜20万円) | 貸主への謝礼、返金なし |
仲介手数料 | 家賃0.5〜1か月分+税(5〜10万円) | 法律上の上限は家賃1か月分+税 |
前家賃 | 1か月分程度(10万円) | 契約開始月分を前払い |
保証会社利用料 | 家賃総額の30〜100%(3〜10万円) | 初年度のみ or 年間更新料あり |
火災保険料 | 15,000〜20,000円 | 2年間分一括払いが多い |
チェックポイント
初期費用の総額を必ず見積書で確認
クレジットカード払いや分割払いの対応有無
敷金・礼金ゼロ物件は、その分家賃や更新料が高い場合があるので要注意
2. 更新料・更新時の条件変更
賃貸契約は多くの場合2年間で更新を迎えますが、その際に発生するのが更新料です。地域差が大きく、関東では家賃1か月分が相場、関西では更新料なし物件も多いです。
更新料の金額(家賃1か月分 or 0.5か月分など)
更新時の家賃や管理費の変更有無
更新手数料(仲介会社が取る場合あり)
3. 契約期間と途中解約のルール ほとんどの賃貸契約は「普通借家契約」で期間2年ですが、1〜2か月前の解約予告が必要です。短期で解約すると違約金が発生することもあります。
契約期間は何年か?
解約予告期間は何日か?
短期解約違約金の条件は?
4. 原状回復の条件
退去時のトラブルで最も多いのが原状回復費用です。
国交省ガイドラインでは、通常使用による経年劣化は貸主負担ですが、契約書に特約があれば優先されます。
5. 入居中の禁止事項
契約書の禁止事項を見落とすと、最悪の場合は契約解除になることもあります。
特に多いのが、ペット飼育・楽器演奏・DIY改造などです。
6. 建物・設備の状態チェック
内見時には必ず以下をチェックしましょう。
水回りの水漏れや詰まり
窓やドアの開閉具合
カビや結露の有無
日当たりと騒音レベル
7. 周辺環境・生活利便性
昼と夜では街の雰囲気が変わることもあります。
コンビニやスーパー、公共交通機関までの距離を実測し、治安は警察の犯罪マップで確認しましょう。
賃貸契約は「契約書をさらっと読む」では不十分です。
初期費用、更新料、解約条件、原状回復などを事前に理解し、不明点は必ず契約前に質問しましょう。
現地確認も怠らず、紙と現実の両方から安全な契約を目指すことが重要です。
知識と信頼がカギ!
私たちS&S.Labo株式会社は、宅地建物取引士の専門知識と、東京都内での豊富な取引実績を活かし、皆さんの不動産に関する疑問や不安を解消するお手伝いをしています。契約に関するご相談はもちろん、物件探しから売買・賃貸のサポートまで、幅広く対応しております。
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